幼なじみと買い物に振り回される1日

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そしてその後は、話に着いてこれず泣き出した母さんを慰めながら朝食の時間は終了した。 どうやら買い物は1時から行くみたいなので、それまでの時間を俺の部屋でまったりとして過ごすことになった。 「吹雪ちゃんのお家はどこにあるの?」 しかしここでピンチ襲来。 美咲はこの時間に吹雪と話す事をメインとするようで、そんな事を尋ね出した。 ヤバイ……吹雪が雪女ってバレるかも…… 「あっちなの……」 そして雪女山の方角を指す吹雪。 「そっかー、じゃあ将来なりたい物とかある?」 「そーちゃんのお嫁さんになるの……」 「あはは!なれるといいね?」 「あっ……」 美咲は吹雪の言った事を幼い子のよく言う戯れ言と受け取ったのか、笑いながら吹雪の頭を撫でている。 あー……心臓に悪い。てか、吹雪は本気で言ってるから微妙に意思の疎通が出来てないよな。 会話的には噛み合ってるけど。
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