幼なじみと買い物に振り回される1日

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「じゃあ次の店に行くわよ」 「…………えっ?」 そして今度こそ確実に3人で……というか美咲が先頭をきって俺達はゲーセンを後にした。 ……幻聴かな?今、何か次の店に行くとか聞こえたけど。 「この耳年蔵。その都合いい耳かっぽじってよく聞きなさいよ? 次の店に行く。って言ったのバカッ!!」 すごい言われよう。俺、何かしたか?俺が悪いのか? 俺が悪いんですね、分かります。 「んー……!」 「……吹雪?別に吹雪に言った訳じゃないし本当に耳かっぽじらなくていいんだぞ?」 「ふゅ……?」 俺は、美咲の言葉を聞いて一生懸命に耳をほじっている吹雪の腕を掴み、制止させた。 まぁ、やるとは思ったよ?別に吹雪に非はないさ。 悪いのはこの世界という名の美咲さ。 「抱き締めたい抱き締めたい抱き締めたい……」 ……さて美咲が衝動を出し(壊れ)始めましたよ。 もー、どーでもいーやー。
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