1年で最も忙しい3日間~1日目~

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「……で?何しに来たんだ?」 「何しに来たとは酷いなぁー!イチロー君の売り上げに貢献しに来たんだよ?ほら」 俺が扉を開けながらそう尋ねると、彩夏はそう言いながらおもむろにポケットから5円玉を取り出し、俺に見せてきた。 ……どうでもいいけど神社の売り上げな? しかもその5円は直で持ってきたのか?財布に入れてくればいいだろ。 「……そうか、有難う。じゃあな」 そして俺が彩夏に一礼して、扉を再び閉めようとした時。 「ところがどすこい!!」 「なん……だと……?」 隙間に足を入れられてそれを阻止された。 …………どすこい? てか、お前は押し売りするセールスマンか!! 「……まだ何か用があるのか?」 そして俺は、次に彩夏から返ってきた言葉に愕然とした。 「お家にいーれーてっ♪」
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