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「……で?何しに来たんだ?」
「何しに来たとは酷いなぁー!イチロー君の売り上げに貢献しに来たんだよ?ほら」
俺が扉を開けながらそう尋ねると、彩夏はそう言いながらおもむろにポケットから5円玉を取り出し、俺に見せてきた。
……どうでもいいけど神社の売り上げな?
しかもその5円は直で持ってきたのか?財布に入れてくればいいだろ。
「……そうか、有難う。じゃあな」
そして俺が彩夏に一礼して、扉を再び閉めようとした時。
「ところがどすこい!!」
「なん……だと……?」
隙間に足を入れられてそれを阻止された。
…………どすこい?
てか、お前は押し売りするセールスマンか!!
「……まだ何か用があるのか?」
そして俺は、次に彩夏から返ってきた言葉に愕然とした。
「お家にいーれーてっ♪」
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