4095人が本棚に入れています
本棚に追加
その後は何とか彩夏を泣き止ませ、吹雪に俺のソバをあげて事なきを得た。
そしてそろそろ仮眠を取らないとキツイ時間帯に差し掛かった頃。
「何なんですかっ…!2人にばっかり構って。どうせ私なんか……どうせ私なんか……」
何やら母さんがコップ片手にふてくされ始めた。
でも何か様子が変だな…………まさかっ!?
「母さん……そのコップの中身ってまさか……」
「うるしゃいでしゅ!?お酒でしゅよ!!もう放っといてくだしゃい!!」
俺がコップの中身を尋ねようとした所。母さんは涙を流しながらそう言って、外方を向いてしまった。
やっぱり……てか赤ちゃん言葉になってるし。酔うの早過ぎ。
母さんは何かイベント事があると、殆んどの確率で酒を飲む。
その癖酒に弱く。1杯のチューハイですぐに酔ってしまい、さらには酒癖も悪いという最悪な感じになっている。
「わはひはほんはひほ宋ひゃんを愛ひへひるほひうほひ……」
うわぁ……ヤバイヤバイ……
もう呂律が回らなくなってて何を言ってるか聞き取りづらくなってる……
「ひゅっく♪」
最初のコメントを投稿しよう!