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「…………えっ?」
更に俺に追い討ちを掛けるかのように俺の隣。彩夏が座っている所からそんなご機嫌なしゃっくりが聞こえてきた。
も……もしかして……
「はにゃ?いひほー君。ころじゅーしゅ変ら味するろ?」
俺が恐る恐る隣を見ると、案の定そこにはチューハイ片手に少し顔を火照らした彩夏が居た。
最悪だ……最悪の事態だ…………てか、何故お前も飲む。
そしてお前も弱いのか。
未成年の飲酒は法律で堅く禁じられています。
……俺も飲んだことあるけどね。
「ほら彩夏。それをこっちに渡すんだ」
俺はチューハイを取り上げようと、彩夏の方へ手を伸ばした。
「おっと!らめらよいひほー君。このじゅーしゅはオイラんら!れっはい誰にほあげらいよ?」
しかし彩夏はそれを難なく躱し、チューハイを一口飲んでからそう言ってきた。
お前は何時からそんな聞き分けの無い子に育ったんだ?お兄さん悲しいよ。
…………自分で言ってて死にたくなってきた。
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