雪と共に来た出会い

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そして何とか2人を落ち着かせて、俺が真ん中で彩夏が右。そして美咲が左の布団に入って寝ている。 筈なんだが…… 「お前達は何故俺の布団に入ってくる……?」 左右に寝ていた2人は俺が布団に入った瞬間に布団の中に入ってきて、まさにサンドイッチ状態になっている。 てか狭い!? 「オイラは隣の人の布団に入らないと死んでしまう病気なんだ」 へー、それは大変な病気だな……ってそんな病気ねぇよ!? 「わ、私は寒いから仕方なく入ってるだけよ!!勘違いしないでよね!?」 うん、寒いのは認めよう……俺の部屋に暖房ないし。 でも勘違いってなんだ? 「もういいや……俺は寝るから……静かに…して……くれ…よ……」 俺は睡魔には適わず、2人にそう言ってから意識が闇に堕ちていった。
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