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はっはっは!そりゃ体がピクリとも動かない訳だ!!
…って、そんな呑気な事言ってる場合じゃないんだよ……
今はこの状況をどう打破するか考えないと……
因みに2人は俺の体に腕を回し、そしてさっきも言ったように脚を絡ませ更にはもう片方の腕で俺の腕を掴んでいる。
これは脱出出来るのか……?
「おい、2人共……起きてくれ……」
俺は取り敢えず1番確実な方法の、2人を起こす事を試みた。
「んぅ……イチロー君こんな所でダメだよ……でもいいよ?」
「宋一郎……約束どおり服を脱いで貰うわよ……」
俺が声を掛けると2人はそんな寝言を言って、またすぐに規則正しい寝息を発て始めた。
2人共、中々カオスな夢を見てるようで……
てか何で2人して俺の夢を見てるんだよ。
しかも何の夢か全く想像出来ない。
「はぁ……自力で脱出するしかないか……」
そして俺は第2の手段の脱出を決行することにした。
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