雪と共に来た出会い

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「いただきます!!」 母さんは目を光らせて、そう言いながら飛び掛かってきた。 てか、いただきますって!? 「あぶねっ…!?」 俺は瞬時に寝間着のズボンを履き直し、それを間一髪の所で避けた。 「むー……宋ちゃん……自分から誘っておいて何もしないとは言わせませんよ……」 母さんはそう言いながら手をワキワキさせて、ジリジリと俺に迫ってくる。 てか、誘ってねぇ!? 「落ち着け母さん……俺は着替えていただけだ……」 「そうだったんですか………いただきます!!」 俺がさっきの状態を説明すると、母さんはそう言ってまたしても飛び掛かってきた。 全然、話を聞いてねぇぇぇぇぇ!? 今理解した素振り見せただろ!?フェイントか!! 「ちょっ……あぶっ…!?」 俺はまた、それを寸前の所で避けて母さんと距離を取った。 「観念して私に抱かれなさい宋ちゃん……勿論性的な意味で」 母さんはそう言って、妖艶な笑みを浮かべながら徐々に近付いてくる。 く、喰われる………!? 「さっきからうるさいわね……」
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