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「はぁ…はぁ……ありがとう美咲……」
「むー……美咲ちゃん邪魔しちゃダメですよ!?」
俺は何とか母さんを美咲に止めて貰い、半分ズレかけたズボンを上げながら美咲にそう言った。
「別にお礼なんていいわよ!それに宋一郎の裸……ゴホン!?取り敢えず幼なじみなんだからお礼なんていいの!!」
美咲は俺にお礼を言われたのが照れ臭かったのか、少し頬を染めがらそう言ってきた。
途中で聞こえた、裸……っていうのが気になるけど……
「いつまで裸でいるつもりよ!?早く着替えなさい!!べ、別に宋一郎がそのままでいいって言うならそのままでも…」
「さて、ジャージはどこだったかな?」
俺は、顔を赤くしながら何かを言っている美咲をスルーして、タンスに入れてあるジャージを探し始めた。
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