雪と共に来た出会い

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「ちょっ、ちょっと!?もうちょっと見せな……じゃない、迷いなさいよ!!」 美咲は俺が即答でスルーしたのが気にくわなかったのか、そう言いながら詰め寄ってきた。 途中で見せなさいって聞こえたのは気のせいか? てか迷う訳ないだろ?凍えちまうよ。 「取り敢えず着替えるから2人共出ていってくれ」 俺が2人にそう言うと、2人はおとなしく部屋を出て……いかずに逆に見逃さまいと目を見開いて俺を見ている。 分かっていたさ……でも何で美咲も見てくるんだ? まぁいい……ここは俺の巧みな話術で乗り切るしかない!! 「母さん……朝飯を作らないといけないんじゃないのか?」 「えっ……そ、そうですけど……宋ちゃんの生着替えを見るほうが先決です!!」 俺が母さんにそう言うと、母さんはそんな事を言っているがかなり揺れているらしく、少しソワソワしている。 もう少しか……てか、生着替えとか生々しい言い方するな!?
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