雪と共に来た出会い

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「まだ寝てるんじゃないですかね?」 「ちょっと宋一郎起こしてきなさい」 2人は俺がそう尋ねると、作業しながら顔だけをこちらに向けてそう言ってきた。 何故か美咲が命令口調だったのは敢えて触れないでおこう。 「分かった。じゃあ行ってくるよ」 そして俺は2人にそう言ってから居間から出て、自室に向かって歩き出した。 「寝込みを襲ったりしたら承知しないわよ!!」 その時に後ろで美咲が何か言ってたがこれもスルー。 てか、襲う訳ないだろ。 「彩夏~?入るぞ?」 そして部屋に着き、俺は彩夏に一声そう掛けてから部屋のドアを開いた。 てか俺の部屋なんだけどな。 「はむむ……ウホッ!?イチロー君いい体!!………ご馳走様」 「……………」 部屋に入ると、彩夏は予想どおりまだ寝てた訳だが…… 本当に何の夢を見てるんだ?
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