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「う~ん……わかったぁ~……」
「んなっ!?」
彩夏は俺の言葉にフラフラと布団から出て立ち上がったが、俺は彩夏の格好を見て慌てて背中を向けた。
「んにゃ?どうしたの?イチロー君」
後ろに居る彩夏は気付いてないらしく、少し抜けた声を出しながら俺が背を向けたのを不思議そうにそう尋ねてきた。
どうしたもこうしたもないだろ……だって今の彩夏の格好……
パジャマの胸の所のボタンが外れていて谷間が見えてんだよ。
「どうして背中を向けるの?イチロー君?」
「バッ!?バカ!!前にくるな!?」
彩夏は既に目は覚めている様だったが、やっぱりパジャマの事は気付いてないみたいで俺の前に周り、顔を覗き込んできた。
まぁすぐにまた背中を向けたけど……
すると、彩夏は何を勘違いしたのか俺が予想だにしなかった言葉を口にした。
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