雪と共に来た出会い

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「ごちそうさま」 「ごちそうさまでしたー♪」 「お粗末様でした♪」 俺が食い終わってから30分後。2人が手を合わせてそう言うと、母さんは満足そうに微笑みながらそう返した。 あぁ、結局待ったよ。 だって待つって言うまで放してくれないから。 しかも彩夏は、ご飯を御代わりしやがった。 「彩夏、お前太るぞ?」 そして今は、俺の部屋へ向かうべく3人で廊下を歩いていて、俺はご飯を3杯御代わりしやがった彩夏に待たされたお返しにそう言ってやった。 「あーっ!?イチロー君女の子にそれを言っちゃダメなんだよ!!禁句なんだよ!!タブーなんだよ!!トップシークレットなんだよー!?」 しかし彩夏には何の効果もなく、逆に騒がしくそんな事を言ってきた。 てか、トップシークレットって使い方間違ってるから…… 俺は、そんな騒がしい彩夏を適当にあしらいながら自室へ歩いていった。
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