雪と共に来た出会い

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えっ!?ちょっ…何?何?この子何言っちゃってんの!? 彼女?何でそういう嘘付くかな!?有佳里は素直で信じやすいタイプだから本気にするだろ!!てか嘘を付く意味は!? 「…………の…カ」 「……えっ?」 俺が心の中でパニックを起こしていると、有佳里は俯きながら肩をプルプルと震わせて何かを言ってきた。 そして耳を澄ませて聞き返してみると…… 「宋一郎先輩のバカーーーーーーーー!?」 「ぐわっ!?え、えぇーーーー!?」 耳元で怒鳴られました。 耳がキーンってなった耳が!? そして有佳里はそのまま剣道場を出ていった……って。 「誤解だーーーーーーーーーーーーっ!?」 「すすす、すいませんです!?」 「ああ、分かってくれたならいいよ」 そして俺は何とか有佳里を連れ戻し、誤解を解くことに成功して、有佳里は頭を下げて謝罪してくれた。 てか何で有佳里は出ていったんだ? 「なぁ有佳…」 「宋一ぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」
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