合コンの誘い

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「じゃ、13日競輪合コンだからよろしくね!」 いつの間にか参加することになっていた合コンのスケジュールを言い渡された。 これが、これから始まる長い片思いのプロローグだとは気付かずに… あたしは花菜。夏目花菜。 大手モバイル会社の派遣社員。通称ヘルパー。 歳は早生まれの23歳。 今さっき、あたしに合コンのスケジュールを伝えてきたのが他キャリアの先輩ヘルパー、山咲さん。28歳でお嬢様風美人。 「山咲さん…あたし彼氏いるのに本当に行って大丈夫ですかね…?」 「もう頭数に入ってるからドタキャン困る!大丈夫だって!競輪選手なんて美味しいもの食べれるから会うと思えばいいじゃん。金持ちだし、いい身体してるし、いいのがいたら乗り換えちゃえっ♪」 山咲さんは少し…強引。いや、パワフルだ。 まぁ、あたしゎそんなとこも好きだから一緒にいるんだけどね。 「そうですよ夏目さん!一緒に美味しいお肉食べましょうよ♪」 ちょっとギャルな他キャリアのヘルパー、この人が柴崎さん。24歳。 「ゔん。そうですよね!美味しいお肉食べましょう!」 「決定♪じゃ店、8人で予約しとく」
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