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「お?マジで付き合うのか?」
ショウちゃんはちょっと驚いた顔をした。
「いや、そういうわけじゃ……」
「ん~、あんましいい方法じゃねぇが、その女子高生ともう一度会ってみるのも手だと思うぜ?会って自分の気持ちを確かめられるか、よけい迷うか微妙だけどな」
ショウちゃんはいい奴だな。ふと目の前の大男を改めて見直す。でっかい体に似合わない繊細な心を持つショウちゃん。いつの間にか俺が支えられてる。
「なんだよ、人の顔まざまざと見て、気色わりぃなぁ」
「いや、いい男だなぁと思って😁」
「お、俺はそのケはねぇぞ!?」
二人でくだらないギャグを言って笑った。笑って笑って……泣けてきた。もちろん人前で泣いたりはしなかったが。
とりあえず、ショウちゃんが言うように彩夏ちゃんに会ってみようかな。何か変わるかも知れない……。
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