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俺は翌日彩夏ちゃんにメールして仕事のあと会うことにした。
彩夏ちゃんはポンポン付きの白いニット帽に黒いファーのベスト。中は赤のチェック柄のワンピースだった。色白の頬が寒さで少し赤らんでまた可愛いらしさを引き立てていた。
やっぱり可愛いなぁ。こんな可愛い子がなぜ俺と会ってくれるのか不思議なくらいだ。
「ご飯どこで食べよっか?」
「彩夏ちゃんは何が食べたい?」
こうしてたら、周りには俺たちどううつるんだろうな。カップルに見えるのかな?そういえば由香ちゃんと付き合いはじめた頃も考えたな。カップルに見られたくてよく腕組ませたなぁ。由香ちゃんいつも離れて歩くのが気になって仕方なかったんだ。
「健ちゃん?そのカレー、おいしくないの?」
「いや、そんなことないよ。美味しいよ」
「いいなぁ!一口ちょうだい♪」
彩夏ちゃんは一口頬張ると満面の笑みになる。
「本当だ!美味しい!」
美味しそうに食べるなぁ。そういえば由香ちゃんもレバ刺しに目が無くて誕生日に一緒に食べに行ったっけ。
「ほら、またボーとして!どうしたんですかぁ?」
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