955人が本棚に入れています
本棚に追加
あたしは静かに読書するのが好き。
なのに…
「ねぇねぇ、何か喋ろうよ。つまんないじゃん。」
「…。」
「ねぇったらぁ。」
「💢」
「姫ちゃん?❤」
「ちょっと静かしてもらえます?!」
「喋った❤」
無視かよ…
「はぁ…もういいです。」
「いつもここに来るの?」
「そうですけど。」
「俺もいつもここにいる。」
「でも、一度も見た事ないですけど。」
「うん。普段はあっちで寝てるから。」
そう言って先輩は少し陰になった所に指を差した。
「こっち側からも来れたんだねぇ。俺あっちしか道無いのかと思ったよ。」
「こっちの方が来やすいですよ。」
「じゃあ俺、今度からこっち側から来よ❤そしたら姫ちゃんにも逢えるしね❤」
まいったな…あたし一人だけの場所かと思ってたのに。
でもこの人もここの事知ってるんだから仕方ないよね。
そんなこんなでチャイムが鳴った。
「じゃあ失礼します。」
「また来てね❤」
最初のコメントを投稿しよう!