†出逢い†

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あたしは静かに読書するのが好き。 なのに… 「ねぇねぇ、何か喋ろうよ。つまんないじゃん。」 「…。」 「ねぇったらぁ。」 「💢」 「姫ちゃん?❤」 「ちょっと静かしてもらえます?!」 「喋った❤」 無視かよ… 「はぁ…もういいです。」 「いつもここに来るの?」 「そうですけど。」 「俺もいつもここにいる。」 「でも、一度も見た事ないですけど。」 「うん。普段はあっちで寝てるから。」 そう言って先輩は少し陰になった所に指を差した。 「こっち側からも来れたんだねぇ。俺あっちしか道無いのかと思ったよ。」 「こっちの方が来やすいですよ。」 「じゃあ俺、今度からこっち側から来よ❤そしたら姫ちゃんにも逢えるしね❤」 まいったな…あたし一人だけの場所かと思ってたのに。 でもこの人もここの事知ってるんだから仕方ないよね。 そんなこんなでチャイムが鳴った。 「じゃあ失礼します。」 「また来てね❤」
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