955人が本棚に入れています
本棚に追加
何あの人!!
あんな風に女落としてんの?!
あれに引っかかる女もバカね!気持ち悪いッッ!!
授業中も先輩の事で頭がいっぱいだった。
5時間目も、6時間目も。
あッ!好きとかじゃないから。
「おい、坂羽。問題を解け。」
先生の声で現実に引き戻される。
(聞いてなかった!)
焦りながらも黒板に目をやる。
(何だ。あの問題をやればいいのね。)
黒板にスラスラと答えを書いていく。
「おッ!正解だ。さすが学年1位!!」
「チッ。生意気。」
あたしだって学年1位なんていらない。
目立てばあなたにイビられるからね!
でも学年1位にならなきゃいけない理由がある。
それは母が1位じゃないと許してくれないから。
全ての授業を終え敷島に捕まらないよう逃げるように帰宅した。
最初のコメントを投稿しよう!