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｢ただいま。｣
｢姫美！！｣
帰って早々に何よ…
｢呼びましたか？｣
ﾘﾋﾞﾝｸに行くと不機嫌そうにﾀﾊﾞｺをふかしていた。
｢あんた通帳早く渡しなさいよ！！｣
｢それは無理です。｣
｢何だって？！｣
｢無理と言ったんです。｣
｢あんた！誰に口聞いているの？！｣
ﾊﾞｷｯ
｢っ！！何されようとお父さんの通帳は渡しませんから！｣
｢調子乗るんじゃないよ！！｣
あたしは小1時間殴られ続けた。
こんな事は初めてじゃない。
父の通帳のためにあたしの部屋を荒らした事だってあるし、ﾋﾓで手足を縛って通帳の場所を言うまで殴り続けた事だってある。
でも、通帳だけは絶対教えない！！父が頑張って働いたお金。母のものじゃない！
｢お前みたいな粗大ｺﾞﾐ邪魔で仕方ないわｯｯ！！｣
その言葉を聞く事しか出来ない自分が情けない。
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