†裏庭†

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母から逃げるように早く家を出るから、7時には学校に着いてしまう。 でも、学校からもあたしは逃げたい。 友達なんていない。 いらないんじゃない。出来ないだけ… 学校に着いてあたしは教室に入らず、いつも裏庭に直行。 案外綺麗な所なのに、この場所には人が来ない。 朝も昼も夕方も、いつもあたしはここにいる。 あたしだけの場所…。 予鈴が鳴るまでここで読書するのが日課。 1番落ち着く場所で趣味をするのはすごく楽しい。 木陰に足を運び腰をかける。 「今日は暖かいなぁ。それに風が気持ちいい~。」 迂闊にもあたしはいつの間にか寝てしまっていた。
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