じじい

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僕んちのじじいはひなたぼっこばかりしていた。 暇があれば近所のじじい達とゲートボールみたいなのしてた。 そんなじじいが先日倒れた。 実は前から病気だったらしく、ちょくちょく病院にも通っていたらしい。僕には知らされずに病気はどんどん進行しているみたいだ。 思いきって父さんに聞いてみた。 「じぃちゃんって病気なんだろ?じぃちゃん死なないよな!!平気だよな!!」 父さんは静かに口を開いた 「おじいちゃんはな…」 たぶんもう助からないとか言われるのを僕は薄々気付いていた。 「…おじいちゃんはな、恋の病になったんだよ。」 「は?」 「おまえの彼女いたろ?あのスタイルのいい子だよ。」 「だって倒れたじゃないか!!」 「倒れたのは恋しすぎて、息苦しかっただけらしい。あの子の写真が病院に飾ってあったぞ?」 「……じ…じじいッ!!」
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