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十五夜~フィフティーンナイト~
ただフラフラと、ただ無気力に……
何を目指す訳でもなく、ただ無意識に
十五の年を持つ若者たちはソコへぞろぞろと集まっていった
皆まだ夢見心地のまま……
いや……、これは本当に夢なのだ
それは皆がいつの間にか本能的に理解していたこと
けれど、皆またわかっているもう一つのことがあった
この夢に集められた全ての者の内、少なくとも何人かは必ず、この夢から生きては抜けられないだろうというそのことが――
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