7人が本棚に入れています
本棚に追加
ちょうどその頃周りでもカップルが次々に誕生💧
スポーツ大会やら文化祭、秋はイベント目白押しで
世間は間もなくクリスマス🎄
私は運良く(?)カップルとなったものの、このイベント満載の時期をどう乗り越えたらいいのか分からない💧
実質2人目の彼氏。
でも1人目は夏休み限定💧
しかも手すらつないだ事もない‼
こういうのって男の人がリードするのよね⁉
シャイな彼はどこに行きたいとか、何がしたいとか、私に要求する事は一切なくただただ月日は流れ、9ヶ月という当時ではカップル交際
ランキングのベスト3に入るくらいの記録だけが輝いていた。
一応彼の🏠に行ったりもした。
彼の🏠は農家で、サラリーマン家庭で育った私にはチョットしたカルチャーショックも感じたりもした。
手土産に貰った野菜や果物を親に渡す時に『友達の家で貰った』とついたたわいもない嘘。きっと母親は気付いていたでしょう。
彼のお母さんに
『あの子はあの通りの子だけど、末永くよろしく』と言われた時にはなんだかとても嬉しく思ったのを思い出す。
あの頃、初めて結婚を意識した。
付き合う=結婚というのは昔から私の中の根底にはあったのだけど、それまで機会に恵まれる事もなかったせいか、その時初めて想いが明確になった。
当時カップルの間で、あるモノが流行った。
100円ショップのオモチャコーナーなんかにあるつなげて遊ぶカラフルな輪っか💍✨
それを指にはめたり、あるいはHを済ませたカップルが同じ色の輪っかをジャージのファスナートップに付けてみたり。
私たちは2人揃ってそういうノリもなく、ただただ交際が長いというので周りからは『おこちゃまカップル』と呼ばれたりしていたようだった。
私はそれでも良かった。
将来『大人になったら』この人と結婚する。まだ焦る必要はないんだと。
『大人』の定義なんてその頃は知るよしもなかったけれど、漠然とそう思っていた。
ただ好きな人とそばにいられる幸せ。
そんな私にも焦りはあった。
本当にこの人は私の事を好きなんだろうか?
私は自分から告白した負い目から、自分を抑えて抑えていた。
自分から手もつなげない。
自分から行きたいところも言えない。
そんな私が、一代決心で告げた
『私の事好きならキスして欲しい』
私にとっては心臓が飛び出る程の言葉だったが、彼は無言で拒んだ…
私は悟ってしまった。
ぁぁ、この恋も終わる。
その出来事もショックだったが、数日後別れは突然にやってきた。
最初のコメントを投稿しよう!