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予兆
お父さん
ん？どうした十真？
お父さんがいつもつけているそれ、なぁに？
あぁ、これか。これは父さんの宝物なんだ。
とってもとっても大切な、ね
へー…そうなんだー…
どうした？欲しいのか？
い、いや、別に欲しいわけじゃ……………欲しいけど…
はっはっは。じゃあ特別に十真にあげるよ
えぇっ！そんな大切なもの…
特別だ、って言っただろ？
そのかわり…父さんと一つ約束してくれるか？
約束？
そいつを肌身離さずに大事に持っておく、って約束だ。
…守れるか？
うん！
そうか、十真は偉いな。
そいつはお前を護ってくれるから大切に、な。
ありがとう！お父さん…
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