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残る一人の言葉を無理矢理遮ろうとするかの如く、れいんは着地と同時に男の内側に入り
無防備な腹にアッパーを打ち込んだ。男はセリフを言い切れずに倒れた。
「す……」
「…馬鹿かこいつら」
「…凄い……」
男子高生は、呆気に取られて地面に尻を着いた。
「大丈夫? 何も取られてない?」
「あ……だ、大丈夫です……」
「どうした?」
「こ、腰が……」
「…腰が抜けたの?」
れいんは、馬鹿にするような顔で男子高生を見た。
「情けない」
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