第二話 笑う犬

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れいんは笑いながら言う主婦を見て、軽くずっこけた。 「骨折とかじゃなかったのか……」 「息子さんも殴られた瞬間は気が動転してたみたいだけど、冷静に思い返すと音も衝撃 も軽い感じだったって」 「ふうん……」 「でも、やっぱり危ないわよねえ。子供用のプラスチックバットが金属バットに変われ ば殺人事件になっちゃう。次はバット変えてくるかもしれないじゃない」 「…………」
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