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午後七時ちょっと過ぎ。雄一は二人の友達と夜の街にいた。
「よおユーイチぃ、いいのかよまだ帰んなくて」
「いいんだよぉ、今日はれ……妹がメシ作ってるから」
「おめー自炊だもんなあ。俺なんて帰ればメシ用意してあってよ、邪魔でしょうがねえ」
「大体外で食っちまうもんなー」
雄一以外の二人の高笑いが夜空に響く。
「あー……でも、俺そろそろ帰っかな」
「なんだあ? 妹が心配か?」
「雄一シスコン?」
そう言って、二人はまた笑った。
「お前ら酒入ってるみたいなテンションだな……」
「おーよ! 脳からアルコールが分泌されてんだよ」
「てんだよ!」
「…じゃーな」
あいつらとは合わないかな――と思いながら帰り道を歩む雄一だった。
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