第一話 拾い犬れいん

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「おい! 脳内筋肉ども!!」  男達は、一斉にれいんを見た。 「こっち向くってことは自覚あるんだな! 結構結構」  そう言って豪快に笑うれいん。 「なんだ、あの女……」 「ガキたぁいえ、ちょっと行き過ぎた発言じゃねぇの?」 「まあ、許してやろうぜ。まだほんの――」  三人の柄の悪い男は、れいんをまじまじと見て、そして三人同時に頷きながら言った。 「小学生だしな」 「十六だ!」 「ええ!?」 「ええ!?」 「ええ!?」  三人は声を揃えて言った。囲まれていた男子高生も、 「ええ!?」 「あんたまで驚くなァ!!」
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