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マスターの言葉を聞いてから､ものすごく舜也に会いたくて､
何度も何度も毎日のようにクラブに通ったが､
舜也とは会えなかった｡
さすがに何かあったんじゃないかと思って､携帯電話に電話をするが､いつも留守電で…｡
今まで当たり前のように会えたクラブで会えない
いつでもできると思ってた電話もできない
それ意外であたしは､
連絡を取る術を知らない｡
舜也がどこで､何の仕事をしてて
どこに住んでて､どこの出身なのかもあたしは知らない｡
舜也に会えない日が続く度､あたしがクラブで一人になる度､
舜也に対して､
知らなかったことが増えていく｡
いつも一緒だったから気付けなかったけど､
あたしはこれほどまで､舜也がいないとダメだったんだ――――……
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