異変

5/11
前へ
/82ページ
次へ
  散乱した新聞紙の中に、倒れ込む人影   その人影との再開を、 あたしはどれだけ待ち焦がれただろう―――…     「舜也――――ッ!!」     今までどこにいたのか 今まで何してたのか   いっぱい たくさん聞きたいことがあったはずなのに   顔を見ただけで、名前を呼べただけで胸がいっぱいで。     あたしは一目散に、舜也へと駆け寄った。     やっと会えた ようやく会えた     「舜也…」     舜也を目の前にして、あたしは思わず彼を抱き締めていた。    
/82ページ

最初のコメントを投稿しよう!

128人が本棚に入れています
本棚に追加