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舜也とクラブで出会ってから､
あたしはなんとなく､そのクラブに通うようになっていった｡
2年も通ってるせいか、今じゃマスターと､顔なじみになるくらいの常連だ｡
いつも行けば舜也がいて､
いつも明るい舜也と一緒に笑って騒いで｡
あたしにとって､舜也という存在が少しずつ大きくなっていった｡
何故だかわからないけど､舜也と笑うと悩みがなくなって､舜也の顔を見ると心が満たされた｡
その場の雰囲気で､お互いに｢好きだ｣と言い合ったこともある｡
だけど､付き合う訳でもなく､一度も夜を共にしたことはない｡
あたし達は
｢友達｣とも違って､
｢恋人｣でもなくて｡
多分､よく耳にする
｢友達以上恋人未満｣っていう言葉が､一番ちかい関係なんだと思う｡
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