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  キミと出会ってから 月日は流れ 気がつくと 風がどんどん冷たくなってきた   またキミと出会った季節が来る   「さむくない?」 少し下から キミが笑顔を向ける 「よゆ-」 素っ気なく しゃべるボクに 「なぁら,いいっ」 ぎゅっと 抱きつくキミ   「つめたっ!!」 キミの手が氷みたいに冷たくて 思わず声をあげてしまった   きゃきゃきゃと笑うキミは 「だって,食器洗ってたでしょ」 笑顔で答える   そっか... そんなキミが急に愛しく思えてきた いるのが当たり前だと思ってたけど   キミの手は ボクがあたためるからね  
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