小学生時代

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父が帰って来なくなり、お金も家に入れない。母は障害抱えた弟が居た為、昼間仕事出来ず、夜幼い私達置いて、知り合いの店に………。 しかしここは、ピンハネする店で、食べて行くには、無理があるような生活だった。 ある時は、電気が止まり、暗い中母が部屋に居た。 食べ物も無く、優しいヤクルトのおばちゃんが、その当時ヤクルトが、インスタントラーメンも置いていたため、そのラーメンをある時払いで、持って来てくれていた。周りに優しい人が居なかったら、今の私は居ないだろう。 父が帰って来なくなくなり、約一年が経とうとした3年生の時、家に帰ると、父が居た。 土下座してまで帰って来たらしい。 その時は、やはり嬉しくて、父がくれたお金でジュースを買いに。 その1日は楽しく過ごして居たと思う。 次の日家に帰ると、様子が変な事にすぐ気が付いた。 父が持って帰って来ていた、新しいラジカセが無くなっていたのだった。 幼いながらも、すぐに気が付いた。もう父は、帰って来ないのだと。 母に、離婚勧めたのは、私だった。 母は、私が父も居ないと嫌だと言っていた事もあり、離婚出来ずに居たらしい。
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