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……って、なんでだよ!
なんでそんな公務員があるんだよ! と受かって詳細を聞いた時思ったよ。
……いや、今もだけど。
何と言うか、サンタクロースは本当に居るんだってさ。
でも、もう歳だから体のあちこちがバキバキでボコボコで(コーラばっか飲んでるからだっての)。
それで代わりにプレゼントを俺たちSANTAが配らなきゃならないそうな。
あ、もちろんこの国限定な。
世界各国にもちゃんと居るらしいから。
で、今日が初仕事。
新人だから配るのは一人で良いらしい。
なんとちょろい仕事。
ちなみにサンタだからって、赤い服に白い袋は持ってない。
整ったスーツに、黒い大きな肩掛け鞄という格好。
唯一ぽいのは支給された赤いマフラーぐらい。
じゃ、行ってみましょうか。
こんな周りでイチャイチャされると腹立つしな。
そうして俺は指定された家へと向かい始めた。
持たされた地図通りに歩いていくと、どんどん街の明るさ、音が感じられなくなっていく。
確かにあんな明るい所は住みにくいなと、俺は思うよ俺はな。
すると、着きましたよ。
目的地のお宅に。けど、ここからが大変。
なんとかしてプレンゼントを届けなきゃいけないんだな。つまり……不法侵入。
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