風、散らす。

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斎と薙の喧嘩騒動から数日が経った。 「藤、仕事いれても大丈夫か?」 そっ、と襖から薙が顔を覗かす。 「うん。いいけど」 何で、疑問系? 「…哀と一緒でも?」 ああ。 そうゆう事ね。 「いいよ。心配しなくても、危なくなったら哀だけは逃がすから」  
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