第二十三章

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「シャワー?どうして?」 「本当に思い出した?」 まだ分かっていない小梅に詩音は聞いた。 「食事をしていた所は覚えているけど…あとは…」 眉間にシワを寄せて答える小梅。 「そう…とりあえずシャワーを浴びておいで。」 「はい…あれ?この風呂敷(フロシキ)は?」 小梅の手には風呂敷が乗っていた。 「それ紗梛ちゃんが、小梅の荷物だって持たせた物。」 「どうして紗梛が?」 「着替えだって。」 「着替え…どういう事!?」 (やっぱり覚えてないのか…) 詩音は思ったーー。
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