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「シャワー?どうして?」
「本当に思い出した?」
まだ分かっていない小梅に詩音は聞いた。
「食事をしていた所は覚えているけど…あとは…」
眉間にシワを寄せて答える小梅。
「そう…とりあえずシャワーを浴びておいで。」
「はい…あれ?この風呂敷(フロシキ)は?」
小梅の手には風呂敷が乗っていた。
「それ紗梛ちゃんが、小梅の荷物だって持たせた物。」
「どうして紗梛が?」
「着替えだって。」
「着替え…どういう事!?」
(やっぱり覚えてないのか…)
詩音は思ったーー。
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