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「えっちしようよ」
「・・・は?」
唐突な言葉に末春は驚いて沙雪をみつめたまま固まった。
あっけにとられて魂が脱けたように動かない末春に沙雪は言い直す。
「だ・か・ら、
sexしてって言ってんの」
「はあ!?」
まだ意味をのみ込めない末春は、
清く正しく美しく青春を過ごすはずの中学二年の一女子生徒の顔をのぞきこんだ。
「sexってさ、意味判って言ってる?
えっちってあのえっちで、sexってあのsexなんだよね?」
末春の何とも言い難い剣幕に、
沙雪はやれやれと言ったかんじで答える。
「あのえっちやあのsexじゃないsexなんてあるんデスかー?
えっちもsexもやることは同じ。
末春、あたしとしようよ」
悪びれもなく言ってのける沙雪に、
末春はアホみたく口をあんぐりと開け放ち、
思考が停止した頭を抱えた。
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