始まり

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「お邪魔しま~す」 …部屋にはいると同じ場所に…同じようにあのカワイイエプロンが視界に入る。 ソファーで少し話し、ベッドへ入る。 …彼女いるんじゃないの? …彼女いるのに、なんで他の人とできるの? …それとも彼女と別れたばっかりとか? いい方向に考えてみた。 「他の男とやんなよ」 女の影も消さない男が白々しい。 「ははは、誰とやるのよ」 とりあえず流す。こんな台詞に従うわけないじゃない。 ……と思いながらも、内心嬉しかった。 だって、彼本人の口から彼女いるなんて聞いてない。 それに、私みたいな女を必要としてくれてる。 誰かの温もりを求めていた私はそれでよかった。 でも…そのうち、飽きて私を捨てるだろう。 深入りはしない。 私は彼に何も聞かない。 体だけの関係だから。 そして、二人の関係が始まった。
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