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【ズンドコズンドゴズンドコ・パオ~~】 ピッ。 「くぁ~あ。」 携帯のアラームを切る。 まだ眠い目を擦りながら洗面所に向かうため二段ベッド梯子を降りる。 「う~すッ。音羽先輩。」 「おはよう。田中。ニコ」 艶かしい口下のホクロと朝から上品過ぎる『君はブラウン管の住人?』的な同室の先輩がこっちを向いて挨拶をする。 毎度思うが、これで乳があって保健室にいたら間違いなく俺は通うだろうと思う位、俺にとっては残念な人だ。 「先輩早いスね。部活ですか?」 「う…ん。ちょっと…ね。」 「ふーん。」 端切れの悪い返事が返ってくる。 が、いつも似た感じなので俺はどうでもよく、軽く食堂に行く準備をした。
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