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「あらゆる状況証拠が犯人を示してます。犯人は…カリーナさんです。」
全員の目がカリーナに集まった。
カリーナは込み上げる怒りを必死に抑え、Rに聞いた。
「船長の次はRまで!また私な訳?何が疑わしいのよ!」
「アリバイです。カリーナさんにはアリバイがありません。あなたは船酔いがすると言って皆と離れ自室に戻る。しかしすぐに有倫様があなたの部屋に訪ねてきた。そこで殺害し、船長室に運んだんです。」
「それなら階段には血が付いてるはずよね?」
「あぁ、んじゃやっぱり船外で殺した後、船長室に運んだでいいです。」
「じゃあダイイングメッセージは?なんで115なの?」
「あー、そこまでは考えてなかったですね。」
「R…あなた、ちゃんと考えてる?」
「いや、あまり。」
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