ウシナッタモノ

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少年は病院のベットの上で目を覚ました。辺りを見回すと千羽鶴や花が飾ってあった。すこし少年は嬉しかった。なんだか有名人になった気がしたからだ。 痛みもなく起きあがると違和感があった。 右足の膝から下がない。 ちょうど医師が来て説明した。右足の損傷が激しく、治療する術がなかった、と。 そんな話など少年の耳には入っていなかった。
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