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「あっ!あお‥空山さんっ!!!!」
(わーっ!!葵ちゃんだーーっ!!!)
「一緒に学校行こう!!」
(高校に入って初めてだょ‥‥葵ちゃんと登校するなんて!!あぁ!ドキドキする‥!)
俺達は横に並んで歩き出した。
「今日は早いんだね!」
「あ‥うん。」
「そういえば、海村くん部活入った???」
「うん‥。まだ仮入部だけど少林寺拳法部に。」
「へぇ。すごいんだね。なんか想像つかないな、海村くんがカンフーやってるとこ。」
「いや、すごくないって‥。しかも少林寺拳法っていっても、中国のカンフー的なイメージじゃないし‥」
「そうなんだ。」
「あ‥えっと、空山さんは部活入ったの?」
気になっていたので俺も質問した
「あたしは、シサク部に入ったの。」
「?????‥思索部ゥ???」
「違うって‥。
“詩文創作研究部”だよ。
あたし、暇があると時々、詩を書いてるの‥。だから部活で、もっと詩のこと勉強していい作品書きたいなって思って‥。」
「えっ!!そうなんだ!!あ‥空山さん、詩書くんだ。知らなかったなぁ。後で読ませて!!!」
「あ‥でも、まだちゃんとした詩は書いてないし、以前のは適当に思い付いた事書きなぐっただけの言葉だし‥‥
詩なんて呼べないものしかなくて‥‥‥とてもじゃないけど、まだ見せられないよ‥‥。」
恥じらう葵ちゃん、かわいい‥。
「そっか‥。じゃあ納得いく作品が書けたら見せてね!」
そんなこと話しながら学校に着いた。
「じゃあまた。」
「詩作部頑張ってねっ!」
「海村くんもカンフー部ファイトっ!!!」
笑顔で手を振ってくれた
6組の前で別れて、にやけながら自分の教室に向かう。
(葵ちゃんって詩書くんだ‥‥読んでみたいな‥でもどんな詩書くんだろう???俺についての詩もあるんかな‥??)
ガラカラ‥
教室のドアを開けた。
(‥‥‥‥‥‥‥???)
(なんか変だな‥)
いつもの教室と雰囲気が違う
教室の中にいた生徒達がこっち見て静止した。
「ねぇ‥。キミ、1組だよね‥?」
一人の女の子が声をかけてきた。あれ?こんな娘1組にいたっけ?
「うん、そうだけど‥‥?」
「ここ‥2組だよ‥。」
「はっ!!!‥‥失礼しましたっ!!!」
急いで2組から出る。
マチガエチッタ‥
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