第1章 ~High School Begins~

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「あっ!あお‥空山さんっ!!!!」 (わーっ!!葵ちゃんだーーっ!!!) 「一緒に学校行こう!!」 (高校に入って初めてだょ‥‥葵ちゃんと登校するなんて!!あぁ!ドキドキする‥!) 俺達は横に並んで歩き出した。 「今日は早いんだね!」 「あ‥うん。」 「そういえば、海村くん部活入った???」 「うん‥。まだ仮入部だけど少林寺拳法部に。」 「へぇ。すごいんだね。なんか想像つかないな、海村くんがカンフーやってるとこ。」 「いや、すごくないって‥。しかも少林寺拳法っていっても、中国のカンフー的なイメージじゃないし‥」 「そうなんだ。」 「あ‥えっと、空山さんは部活入ったの?」 気になっていたので俺も質問した 「あたしは、シサク部に入ったの。」 「?????‥思索部ゥ???」 「違うって‥。 “詩文創作研究部”だよ。 あたし、暇があると時々、詩を書いてるの‥。だから部活で、もっと詩のこと勉強していい作品書きたいなって思って‥。」 「えっ!!そうなんだ!!あ‥空山さん、詩書くんだ。知らなかったなぁ。後で読ませて!!!」 「あ‥でも、まだちゃんとした詩は書いてないし、以前のは適当に思い付いた事書きなぐっただけの言葉だし‥‥ 詩なんて呼べないものしかなくて‥‥‥とてもじゃないけど、まだ見せられないよ‥‥。」 恥じらう葵ちゃん、かわいい‥。 「そっか‥。じゃあ納得いく作品が書けたら見せてね!」 そんなこと話しながら学校に着いた。 「じゃあまた。」 「詩作部頑張ってねっ!」 「海村くんもカンフー部ファイトっ!!!」 笑顔で手を振ってくれた 6組の前で別れて、にやけながら自分の教室に向かう。 (葵ちゃんって詩書くんだ‥‥読んでみたいな‥でもどんな詩書くんだろう???俺についての詩もあるんかな‥??) ガラカラ‥ 教室のドアを開けた。 (‥‥‥‥‥‥‥???) (なんか変だな‥) いつもの教室と雰囲気が違う 教室の中にいた生徒達がこっち見て静止した。 「ねぇ‥。キミ、1組だよね‥?」 一人の女の子が声をかけてきた。あれ?こんな娘1組にいたっけ? 「うん、そうだけど‥‥?」 「ここ‥2組だよ‥。」 「はっ!!!‥‥失礼しましたっ!!!」 急いで2組から出る。 マチガエチッタ‥
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