第弌幕 Op,62-6『春の歌』

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「ははぁん で、そこの冴えない坊やが話題の大城春紀君ですか。」 「冴えない言うなよ!」 全く。 名乗りもしないで、失礼な男だ。 「いえ、冴えない男に冴えないと言うのは当然な事ですから。」 こいつ頭おかしいんじゃねーの? ・・・いかんいかん こんな事で怒らないと決めたばかりではないか・・・ 「ところで、君は誰?」 「お前、俺を知らないとは、 どこの田舎からきたんだい?」 「いや、だから誰だよ。」 「妖精さん・・・さ」 「はぁ?」 「いや、だから 妖精の幻十龍さ・・・」 「あぁ、お前が幻十龍か。」
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