第弌幕 Op,62-6『春の歌』

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「妖精の、幻十龍だってば!」 「わかったよ幻十龍。」 「あぁ・・・ 大城君なら、僕のファンタジーボケが通用すると思ったのに・・・」 なんだそれ。 「うわ!大きい!」 にょきっと鵺とやらが顔を出す。 二人の身長差は30センチくらいはある。 「君、幻十龍だよね 何度か新聞で見たよ。」 「おおっ!本当かい? 君には特別に天界ボケを教えよう。」 「え~!やったあ!」 しかし、この幻十龍とやらは無駄に爽やかだ。気持ち悪いが爽やかである。 「わ!可愛いよ!」 誰を見つけたのか 鵺が目をまるくした。 「え、るな?」 同じく目をまるくする姫宮るな。 「るなっていうんだ!可愛いなぁ・・・・・・」
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