第弌幕 Op,62-6『春の歌』

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―――シュンッ・・・ 何か光る物が前髪をかすった。 刀・・・日本刀!? 「坊や、危ないからしまいなさい。」 神楽だった。 「お前も危ないから! てか、この学園なんなの?」 「命は大切に。ですよ大城君」 銃を背中に戻しながら、鵺。 「他人の命も大切にねっ!」 「そうね、どんな虫けらにも大切な家族がいるんだものね。」 「他人と書いて虫けらと読まないでっ!」 ―――チャキッと時代劇でよくきく刀を鞘に納める音がした。
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