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だってくるみちゃん、毎日苦しそうに咳ばっかりしてる。
「ごほ、ごほ!」
ほら、また。
「くるみ?もう平気なの?」
ぼくはこんな会話を見る度に、くるみちゃんが可哀相になるんだ。
だってお母さん、心の底からくるみちゃんの心配をしている訳じゃない。
『なんでこの子は、こんな病気になってしまったの。この子さえいなければ、私はもっと自由な暮らしができたのに…』
そんな気持ちが、手に取るようにわかった。
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