第1章 らくがき帳

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【ナナイロノオモイデ】   雨上がり… 夕方の陽射しの中   ふと目の先に 大きな虹が弧を描く   虹の七色… 目に焼き付く程に鮮やかで…   しばし見とれて… そこから感じた感嘆に…   同じ何かを思い描く… それは花火…   艶やかさはないけれど… 目から染み込むナナイロに…   虹だ…虹だと心が騒ぐ… 遠い昔と同じ感覚…   打ち上げ花火の音はしないけど… 無音の中に描かれたプリズム…   目を閉じたって忘れやしない…   遠い日の微かな思い出…   虹のナナイロが思い出させる遠い記憶…   かつて見た大きな虹を思い出すには充分な…   そんな一昨日の 虹のオモイデ…    
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