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【ナナイロノオモイデ】
雨上がり…
夕方の陽射しの中
ふと目の先に
大きな虹が弧を描く
虹の七色…
目に焼き付く程に鮮やかで…
しばし見とれて…
そこから感じた感嘆に…
同じ何かを思い描く…
それは花火…
艶やかさはないけれど…
目から染み込むナナイロに…
虹だ…虹だと心が騒ぐ…
遠い昔と同じ感覚…
打ち上げ花火の音はしないけど…
無音の中に描かれたプリズム…
目を閉じたって忘れやしない…
遠い日の微かな思い出…
虹のナナイロが思い出させる遠い記憶…
かつて見た大きな虹を思い出すには充分な…
そんな一昨日の
虹のオモイデ…
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