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「遅刻だぁぁぁぁぁぁぁぁー!!」
剣を腰から下げ、軽装に身を包んだ少年と重装備に身を包み、長槍を携えている少年がまだ人が少ない大通りを走り抜けて行く
「ったく!カイルのせいでせっかくの部隊編入の発表日なのに遅れちまうじゃねぇか!」
重装備の少年が隣のカイルと呼ばれた少年に言う
「遅れているのはアベルのせいだろ!?
僕一人ならもうとっくの昔に学園に着いてるよ!」
カイルも負けずに言い返す
「やろっ!カイルのくせに!」
「うっさい!さっさと走ってよ!」
二人の少年は口喧嘩をしながら大通りを走り抜けて行った
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