‡お腹の子の父親‡

3/23
前へ
/393ページ
次へ
玄関で、争う声が聞こえて来た。 『サナは待ってて。瑞穂見てくる』 『うん』 下に降りると、智也と、大和… そして、知らない女がいた。 『だから、今日はちょっと話をしたいから。 悪いけど、彼女に帰ってもらってくんない?って言ってるんだよ』 『何で、私が帰らないといけないの~』 と、退かない女。 可愛くもなければ、 頭も、良さそうでは…ない。 『智也、この人が大和の彼女?』 小声で聞くと… 『前のは、別れたみたい。 多分、新しい彼女…かな?』 と、答えた。
/393ページ

最初のコメントを投稿しよう!

55578人が本棚に入れています
本棚に追加